ビジョン百科

Vision Encyclopedia

前代未聞の採用活動は、こうして生まれた。

株式会社アドヴァンテージ 代表取締役社長

中野 尚範さま

求人広告に頼らず、自社で採用を行う「ちょくルート」のサービスで、企業の採用活動を支援。「焼肉採用」や「スイーツ採用」などのユニークなサービスは、テレビで度々取り上げられ、大きな話題となった。

志ある誰もが活躍できる世の中に

元フリーターから、社長になるという夢を叶えた中野さん。誰もが活躍できる世の中にするため、数々の実験的アイデアを形にしてこられたとのこと。その最たる例である「焼肉採用」や、自社の採用活動について、お話を伺いました。

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偶然の出会いをつくりたかった。だから、焼肉なんです。

焼肉を食べながら、お寿司を食べながら、あるいはケーキを食べながら、社長と学生たちが談笑する。この新しい採用マッチングサービスを、「ベツルート」と名づけました。リクナビやマイナビなどの王道サービスとは別なルートで採用するから、「ベツルート」。決して、学生のテーブルマナーをチェックしたいわけではありません(笑)あくまでも、きっかけづくり。採用したい企業と、就職したい学生を引き合わせる。そのための焼肉であり、ケーキなのです。学生はもちろん無料。企業側が飲食代をもちます。テレビで特集を組まれたり、口コミで広がったりして、大きな話題になりましたね。最終的に不採用だったとしても、「おもしろかった。」「肉を食べれてよかった。」と言い訳できる。そこがいいのです。

フリーター経験しかないぼくだって、夢を叶えられた。

弁護士になりたい。科学者になりたい。小さい頃から、憧れの職業がいくつもありました。でも、なれるのは1つだけ。それなら、いろんな人と関われる経営者になればいい。大人になるにつれ、そう考えるようになっていきました。会社を興したのは、28歳のとき。実はすごく遠回りしたんです。それまでずっと、フリーターとして過ごしてきたから。いくつものアルバイトを掛け持ちし、苦しい日々でした。20歳から25歳までの間は、親とも連絡を取っていませんでした。それでも、フリーターだった自分でさえ、なんとか夢を叶えることができた。だから、世の中の誰もがきっと活躍できるはず。会社の理念は、このときの思いをベースにしています。

元ヤンキーでも、志のある元ヤンキーならOKですね。

うちは採用コンサルの会社だから、自社の採用活動にも本気です。志のあるひとを迎え入れたい。そして活躍させてあげたい。そんな思いでひとを増やしてきました。現在、アドヴァンテージの社員数は30人ほど。コミュ障、人見知り、ジュノンボーイ、家出少女。ほんとうにいろいろ。ふつうにマジメな人だっています。共通するのは、人の役に立ちたいという思いがあることです。そこさえ確認できれば、年齢も経験もスキルも不問。まわりがサポートすれば、後からなんとでもなるから。こうして採用したメンバーは、草食系が多いですね。彼らに肉食系は合わないので、ロールキャベツみたいなひとを、今後採用できたらなと思います(笑)